親&子どものサポートを考える会 -掲示板- 59364


親の世話に疲れを感じる子どもさんへ

1:maru:

2024/04/09 (Tue) 11:42:05

この会の世話人の一人でもあるmaruです。
親の世話に疲れを感じるということを、この掲示板で表現してくださった中1女子のかた、どうお呼びしていいかわからないので、「疲れながらも自立を目指し、潜在力もお持ちの中1女子さん」という思いを込めて、「○さん」と表現させていただきますね。

○さんもまわたさんも、丁寧に思いを表現してくださり、ありがとうございます。○さん達と同様に、親の世話に疲れを感じている、現在子どもの時代を生きている方々にも、思いを込めて、書きこみさせていただきます。長くなりますが、すみません。

○さんが、自分自身の人生を豊かに歩んでいけるために、まわたさんがおっしゃるように、気力体力をどう育むかは、とても大事なことと思います。さらに、「人と繋がる力」も、不可欠と言われています。それは、一人ぐらしという親から自立できる力、一人暮らしの力などにもなっていきます。

いま、SCにも相談し、ここにも繋がり思いを表現できている時点で、○さんには「豊かに生きる力の芽を持っている」ということと思えました。ただ、子ども時代からそういう力がある(と身近な大人に思われる)と、「大人が子供に頼る」という逆転が起きやすくなり、本人も身近な人も、その矛盾に気付きにくくなりがちです。
「疲れる」という感情があるというのは、荷が重すぎることに気付けている証拠。「重すぎる荷を、周囲の大人に少しでも預ける工夫は、堂々としていって、よいのだ」「自身のエネルギーは、自分のために使えるように、工夫していいのだ」ということにも、できるだけ早くから、気付けていけるとよいなと思っています。

今、○さんの状況を理解してくれている家族以外の大人は、どれぐらいいますか。あるいは、今は伝えていなくても、もし伝えたら、理解してくれそうな大人はは、思い浮かべられますか。保育園や小学校の先生や地域の大人、これまで出会ってきた人も含めて、思い浮かべてみてもらってよいですか。
お母様の具体的な状況はわかりませんが、多くの場合、「親御さん自身が人と繋がるのが下手」で「ついつい子供に甘える」を、してしまっていることも多いです。赤ちゃんが母親を求めるのに似ています。でも、赤ちゃんが泣きながらも、少しずつ母親以外の人にも慣れていって親も楽になっていくように、お母様にとって、○さん以外の支えに気付いてもらう工夫が必要なのかもしれません。

お母様が○さんだけにしがみついてしまわないように、一緒に、いろいろな工夫を考えてくれる大人が、一人でも多くいてほしいところです。○さんが背負いすぎる必要はなく、○さんは○さんの豊かな人生のために、エネルギーを蓄えて発揮していけることのほうが、大事です。

学校のカウンセラーさんは、他にどんなことを一緒に手伝ってくれそうでしょう。まわたさんがおっしゃるように、保健室の先生はじめ先生方の中にも、理解してくれる人も、必ずいます。地域の保健師さんというのも、頼りになります。住んでいる地域の、こども相談の場所も、○さんのような立場の子どもさん達を、支えるための工夫を持っている大人がいます。
「他の家族」は麻痺しがちですが、改めて話せば、一緒に工夫をしようとしてくれそうなメンバーも、あるかもしれません。ごきょうだいさんはありますか。自分の学校には言いにくいときに、きょうだいさんに関わっている大人に、相談してみるということも、1つの方法です。
「相談しても何も変わらない。わかってくれるとは思わない」と思えたり、相談することでがっかりすることもあるかもしれませんが、「10分の1,100分の1ずつ、何かが少しずつ変わる」ということを忘れず、諦めずに、「他の大人が親を支えてくれるための工夫」と、「自分自身の気力体力の保持の工夫」に、少しでも意識を向けていってくださることを、願っています。力を合わせて、一人でも多く、心豊かな人生を歩んでいけることを、祈っています。

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